2010年6月14日月曜日

社会貢献

近年若者の社会貢献への意識が高まっているという。

おそらく、依然このブログで書いた無縁社会への反動であろう。

環境がないなら、自分で作ってやろうという意識の高い若者が必然的にたくさん出てきたということか。

 

 

特に面白いのは、社会貢献に関心を持つ高校生が非常に多くなってきたということ。

インターネットの普及に伴って、おそらく知識のレベルでは高校生と団塊の世代の格差も縮まってきたのだと思う。

 

 

「ソーシャルアントレプレナー」という言葉がある。

社会貢献を目標として起業する者。社会企業家と訳される。

海外ではおそらくこういった人材を作ろうとして大学が変革しているのではないだろうか。

日本はいまだ会社向けの人材を作ろうとしている。スピードが遅い。

 

 

僕が大学時代にも、社会企業家のはしりみたいな活動をしている人がたくさんいた。

僕は人見知りが激しくて、友達が大学に来るまでトイレに引きこもっていたりしたから、アクティブに活動している周りの知り合いがうらやましくて仕方なかった。

 

 

これからの社会は、おそらく、みんな社会企業家になっていくのではないかと思う。

一人一人が社会への貢献を考えながら、経営学のノウハウをその活動に生かして、継続可能な活動にしていくこと。

 

 

おそらく芸術の分野でも、いったん構造がぶっ壊れて、社会企業家みたいなアーティストがたくさん出てくるのではないかと思う。

 

 

日本でその流れが来るのは、当分先の話になるかもしれない。

そうなったら、面白い世の中になる。