2012年1月30日月曜日

キングカズ

デイリースポーツオンラインの記事より。
カズあるぞフットサルでW杯!代表監督示唆
 
 
サッカー界の大御所、三浦知良選手が、フットサルで日本代表に選ばれるかもしれないという話題。


カズといえば、日本サッカー界に多大なる貢献をしてきながら、
ワールドカップの舞台を一度も踏んでいないという、
神のいたずらを受け、それを糧に生きてきたみたいなイメージがつきまとう。


現在彼は横浜FCというチームに所属している。
とにかく44歳で現役でサッカー選手をやっているということが、とにかくすごい。


所属する横浜FCの監督も、フットサル協会の人も、
カズのフットサル日本代表選出に前向きな姿勢を見せているようだ。


また、カズが日本代表として戻ってくるかもしれない。
またワールドカップへの長く険しい道のりを、
僕らに見せてくれるかもしれない。


現役にこだわる。
そして、どんな境遇にあろうとも、新たな環境で戦おうとする姿勢が何ともカズらしい。


何だかうれしいニュースだった。

2012年1月25日水曜日

ニュートリノ

asahi.comの記事より。
「光より速い」ニュートリノ、再実験でも超光速
 
 
ニュートリノが話題になっている。
光より速いモノがあったのかという驚き。


何だかんだで光の速さを超えるモノなどないと思い込まされていた。
光が一番だという前提で物理法則を決めていた感がある。


それが根底から覆された。
もう基本前提を全部書き直さなければならなくなるくらいの出来事。


これで僕らの生活が劇的に変わるのだろうか。
もしかしたら、東京から大阪に30分くらいで移動できるようになるかもしれない。
5秒くらいで行けるのかもしれない。



世の中がさらに分からなくてなったということだけは確かだ。
ひとつ解明したら、さらにまた分らないことが出てくる。


終りがないからガクモンは面白い。
ゴールがないから、人は探求に魅せられるのかもしれない。


改めて学ぶことの奥深さを思い知らされた。

2012年1月23日月曜日

岡村隆史

僕はナイナイの岡村隆史の芸人魂に共感している。
休みの日はタバコを買い込んで家に引きこもるというスタイルにも共感している。


純粋すぎる心を持つがゆえに、恋愛に対しても積極的になれない彼。
結婚したら芸人として面白くなくなるという姿勢を、これまで彼は一途に貫き通してきた。


そんな彼に、春が訪れそうな気配である。
こないだ見たテレビで、岡村氏がお見合いみたいなことをやっていた。


数人の女性とお見合いをする。
岡村氏が気に入った人とデートをする。


デート中の岡村氏の、女性に対しての質問がまた面白い。
「今まで芸人やスポーツ選手と交流を持ったことがありますか」


清楚な印象の女性から、
「三浦カズと食事をしたことがある」
という発言を聞いて、極端にショックを受ける岡村氏。


気持ちはわからなくもない。
強烈なイメージと思い込みにより独特の世界観を作り出す彼の世界では、スポーツ選手との食事は「悪」なのである。


奥手の彼が番組を通じて、現在女性と交際しているということになっている。
ちょっと本気なのではないかと思う。


番組の企画なのかもしれないし、女性側に全くその気はないのかもしれない。
しかし、このお見合い企画の恋は、あながち嘘ではないような気がする。


体調不良で長期入院から復活した岡村氏。
長い暗闇から抜け出たところに待っていた光。
何だか、自分の境遇と重ね合わせるように、恋が実って欲しいなあと心から願っている。

2012年1月20日金曜日

市場の失敗

ダイヤモンド社書籍オンラインの記事より。
経済学では否定されている市場原理主義
 
 
市場が失敗する時は4つしかないという。
①規模の経済と独占企業
②外部不経済
③公共財の提供
④情報の非対称性
 
 
①は独占企業が出現すると、体制がおかしくなって破綻する。東電の例が紹介されている。
 
 
②は公害を出す企業の例が紹介されている。
まわりに対して損することばっかりやっていると駆逐されるということ。
 
 
④は情報を囲い込み過ぎた、2008年当時の金融業界の例が紹介されている。
お客さんに対して、情報を出さなすぎるとおかしなことになるということ
 
 
①、②、④はなんとなく理解した。
 
 
しかしながら、③の部分が非常にさじ加減が難しい。
公共財に市場が介入すると失敗するという。
軍事、警察、公園の例が出されている。
公共財を民間に任せるとおかしなことになるというのである。
 
 
確かに警察や軍隊はわかる。
教育の平等もわかる。
金持ちも、貧乏人も等しく教育を受ける機会が損なわれてはいけないと思う。
 
 
しかしながら、これまでの公共財の概念を覆していかなければならないとも思う。
これから問題になっていくのはセーフティネットについてだろう。
 
 
医療を公共財と見るか、商品と見るか。
労働を政府がコントロールするのか。市場に任せるのか。
 
 
僕は、最低ラインの保障を全員一律にばらまいて、公共財にも競争の原理を導入するべきであると考える。


以前このブログで紹介した、「ベーシックインカム」をあと5年以内に導入しないと日本はまずいことになる。
ベーシックインカム


極端に言うと、医療は貧富の差によって受けられるサービスが変わってもいいと思う。
貧乏人は死んでもいいということではなく、貧乏人は最低ラインの医療手段でいいということ。
万人に同一のサービスを適用しようとするからおかしくなる。
もう万人に同一のサービスを施すような余裕が政府にはない。
国民の側も、余裕のない政府に過度の要求をするのをやめないか。


労働に関しては、労働機会がない場合の公的補助を一本化するべきだと思う。
ベーシックインカムが失業給付金と同様の役割となる。
働けない時は、ベーシックインカムでしのぐくらいの覚悟がないと、これからの国民はやっていけない。


公共財に対する大幅な価値転換。
もう少し経済状態が悪くなってくれば、自ずと公共財の見直しが図られてくるはずだ。
その前に、準備だけはしておこう。

2012年1月18日水曜日

アクティブランニングー

IDEA*IDEAの記事より。
『アクティブランニング』のススメ - IDEA-IDEA
 
 
僕はランニングをするのが非常に苦手である。
なぜなら疲れるからだ。


体を動かさないといけないとは思っている。
ランニングを続けている友人を見ていると、よくやれるなあと感心するばかりである。


この記事では、アイデアを出すために走るというやり方が書いてある。
ただ単に走るということではなく、アイデを出すために走る。
これなら僕にも継続ができそうだ。



■ アクティブランニングの3つのコツ

走る前に課題を決めておく
音楽を聴かない
自分なりの記憶術を持っておく


一番大切なポイントは、走る前に課題を前もって決めておくということだろう。
3つ位の課題を考えながら走るとちょうどいい距離を走れそうな気がする。


走るときに音楽を聴かないというのもポイント。
スムーズなアイデア出しには音楽は邪魔だということか。


アイデアが出てきたら忘れないうちに立ち止まって、休憩がてらAndroidに保存するというのもアリかもしれない。


アクテイブランニング、是非やってみたい課題だ。
もう、肉体を鍛えるための特訓的なランニングはやめにしようと思う。

2012年1月16日月曜日

自由意思はあるか

WIRED ARCHIVESの記事より。
「自由意志への不信」は脳活動に影響:研究結果
 

被験者に、自由意志の概念を疑う内容の文章を読ませたところ、自発的運動に関連する脳の活動が低下したという実験結果が発表された。
 
 
人間に自由意志があるのかないのかないのかはわからない。
これはもう哲学の領域を超えて、人類が抱えている「人間とはなにか」という存在論、そもそものテーマになってくる。


自由意志への活力が弱まった時に人間の行動のスピードは落ちる。
不正行為に走る、他者に非協力的になる、全般的にモチベーショ ンが低下するという事態が起こるらしい。


自分の意思ではコントロールできないことが多くなってきた時、完全に支配されていると脳が思い込んでしまったときに、人間は行動力が落ちるのではないだろうか。


実際には100%自分の存在をコントロールされている人間などこの世の中に存在しない。
囚人だって、生まれたての赤ん坊だって、自分がどちらの足を踏み出して歩き始めるかという決定は、自分一人で決められる。


自分の力でコントロールできる範囲をできるだけ広げていくことが大切である。
それが全体的な生産性を上げるための、第一歩であるような気がする。
何か②支配されていると脳が勘違いしないためのファーストステップ。


世の中は自分の力ではどうにもならないと考えるか。
それとも、日々の自分の行動は自分で決められると考えるか。


そのちょっとした考え肩の違いによって、物事に対するアプローチの仕方が変わっていくような気がする。


捉え方の違い、アプローチの違い。
脳みそをうまくコントロールしてあげよう。

2012年1月11日水曜日

英連邦のすごさ

ダイアモンドオンラインの記事より。
“英国社会”はなぜ強いのか?


僕は英国が好きだ。
独特の文化、芸術、音楽、ファッション。
島国であり、憂鬱な雰囲気の土地柄がどこか日本に似ていて、入りやすかった。


しかしながら、単純に英国=イギリスではないということの面白さをこの記事は伝えてくれている。


イングランドとイギリスとブリテンと、正確な区別の付け方は分らない。
この記事を読んで、英連邦という存在があることが分かった。


「英連邦」知恵蔵の解説。
20世紀初め世界地上面積の5分の2にあたる3000万平方キロ、人口4〜5億を支配していた大英帝国に所属しており、その後独立した国々によって構成される機構。1949年の創設当時には数カ国だったが、現在は53カ国から構成されており、世界の総人口の3人に1人が英連邦加盟国の国民となる。人種伝統、経済的背景など多種多様であるが、英語という言語や文化遺産を共有しており、似たような行政教育司法法律システムを持っている。加盟国は何ら法的または立憲的な責任は負わない。英連邦としての活動は、その多くが技術供与経験共有に関するものである。本部にあたる英連邦事務局の所在地ロンドン。英連邦の元首エリザベス2世女王だが、立憲的な責任を負うものではない。
( 渡邊啓貴 駐仏日本大使館公使 )


20世紀初めの大英帝国に始まっているらしい。
植民地時代の名残か。
現在ではそれぞれ独立した国々が、英連邦に加盟して、人材の交流をはかっている。
だから、これからの国際化時代に、人材の入れ替わりがあっても動揺が少ない。


そして、開かれている度合いが日本と格段に違うことが下の引用からも伝わってくる。
「英国プロジェクト」は、英国が「政府」だけではなく「国際化した大学」「グローバル企業」「英連邦」「市民社会」によって成り立っていると考える


イングランド銀行の人材採用に国籍は関係ないという引用。
国籍を条件から外せば、世界中から人材を探せる。『守秘義務』に関しては、イングランド銀行の最高意思決定機関の情報から、一切研究員は完全に遮断されている。『守秘義務』は国籍ではなく、組織のルールで守られるものだ


「Big Society, small government」=大きな社会、小さな政府。
誰が言ったが忘れたが、まさに今からの時代に求められるのは、大きな社会だ。


英連邦という可能性が現実世界に存在できるのなら、もっと様々な可能性が見えてくるのではないかと思った。


国家という枠組みに囚われがちになりそうなときに、振り返りたい考え方だ。

2012年1月9日月曜日

新年のごあいさつ

このガクモンブログも、更新が途絶えていました。
疲れすぎていて、考えるということができなくなっていたからです。


しかしながら、年末年始の休み中にふと考えまして、また、書き始めることにしました。
文章を書きたいという衝動のようなものが復活してきたのです。
文章を書くということは、頭ばかりを使うものではありません。
自分の肉体と密接に関連しています。
腕が折れて1年、体がようやく本調子に戻ってきたということなのかもしれません。


去年わかったことは、やはり「考えても仕方の無いことばかり」だということでした。
考えるということが全くもって無駄になったような1年でした。
僕が長年考えてきたことは、全くもって社会では通用しませんでした。


でも、普段から「なぜだ、どうしてだ」というクセをつけておかないことは、もっと仕方のないことのような気がしたのです。
他人に意見を求められた時に、頭が全く回らない自分がそこにはいました。
普段受身で全てをやるクセが知らぬ間についていたのです。
自分の頭で考えるということが以前にも増してできなくなっていました。


このブログの当初の目的は、「世の中の事象をガクモン的に分析することによって、さらなる可能性を探っていく」というものでした。
その目的を追求することが、自分の趣味の一部として切っては切り離せないものだということが、休んだことによって再確認できました。


明けましておめでとうございます。
2012年は激動の年になると思います。
それに伴って、すべてが上向いていくような気がしています。
時代の断片を切り取って、さらなる未来を予測できるように頑張ります。