2012年1月16日月曜日

自由意思はあるか

WIRED ARCHIVESの記事より。
「自由意志への不信」は脳活動に影響:研究結果
 

被験者に、自由意志の概念を疑う内容の文章を読ませたところ、自発的運動に関連する脳の活動が低下したという実験結果が発表された。
 
 
人間に自由意志があるのかないのかないのかはわからない。
これはもう哲学の領域を超えて、人類が抱えている「人間とはなにか」という存在論、そもそものテーマになってくる。


自由意志への活力が弱まった時に人間の行動のスピードは落ちる。
不正行為に走る、他者に非協力的になる、全般的にモチベーショ ンが低下するという事態が起こるらしい。


自分の意思ではコントロールできないことが多くなってきた時、完全に支配されていると脳が思い込んでしまったときに、人間は行動力が落ちるのではないだろうか。


実際には100%自分の存在をコントロールされている人間などこの世の中に存在しない。
囚人だって、生まれたての赤ん坊だって、自分がどちらの足を踏み出して歩き始めるかという決定は、自分一人で決められる。


自分の力でコントロールできる範囲をできるだけ広げていくことが大切である。
それが全体的な生産性を上げるための、第一歩であるような気がする。
何か②支配されていると脳が勘違いしないためのファーストステップ。


世の中は自分の力ではどうにもならないと考えるか。
それとも、日々の自分の行動は自分で決められると考えるか。


そのちょっとした考え肩の違いによって、物事に対するアプローチの仕方が変わっていくような気がする。


捉え方の違い、アプローチの違い。
脳みそをうまくコントロールしてあげよう。