2010年11月26日金曜日

デモをやりたいんだ、でも…

ダイヤモンドオンラインの記事より。
なぜ日本人は、民主主義国家では日常茶飯事の「デモ」に消極的なのか


確かに日本人は海外に比べて、デモを起こさないと言われる。
デモを起こしにくい、変な空気が漂っていることも確かである。
あいつは変わり者だ。
デモ=体制への、安定への反逆者。
そんなことしてないで、波風立てずに暮らそうよという空気が蔓延している。


こないだのフランスの、年金問題に対する若者を中心としたデモはすごかった。
とにかく自分の権利を大切にしている。
高校生が立ち上がって自らの意見を主張する。


日本では、自分の意見を言う機会に恵まれない。
全て上からの指示に従った教育システムが整っている。
いきなり自分の意見を言えと言われても、普段から慣れていないと、急に行動を起こすことは難しい。
そんなこんなで、日本ではデモをやろうとするエネルギーが単に不足しているだけだという気がする。
きちんと整ったシステムで、人々のエネルギーが押さえ込まれているだけなのである。長い間に渡って。


大きなシステムを変えていくのは難しい。
だから、インターネットを駆使して、自分の意見をまとめておく。
時には他人の批判に身を置いてみる。
ツイッターで、システムを変えられるような人に意見してみる。


日本ではそんなエネルギーの小さな動き方しかできないような気がする。


それが遅れているのか、進んでいるのか。
幼稚なのか、大人のやり方なのかは分からないが。