2010年12月3日金曜日

レイテ決戦

この間、ふと戦争について考えてみようと思って、YOUTUBEの映像を見ていた。
普段は遭遇しないような、衝撃的なドキュメンタリーなので、考えたくない人はみないほうがよいです。
第二次大戦終盤のレイテ決戦。

 
果てしなき消耗戦・証言記録・レイテ決戦 1/7

 
補給もない、勝目もない中で戦いに向かっていった日本。
1万5千の兵が取り残され、脱出できたのは4千人。

 
当時戦っていた日本軍の兵隊のインタビューもあります。
現代で生きる僕らには到底想像できないような、常軌を逸した状態。
死んでいった仲間のことを、淡々と語る彼らの姿。
そして、ふと思い出したように遠くを見る彼らの眼。
何を見て、そしてどうやって生きてきたのか。



戻ってきてまだショックも収まらぬだろうに、敗戦からまた再び生きていこうとした人たちのバイタリティは、すごすぎる。


現代に生きる僕らは戦争中に比べたら、平穏で、快適な生活を送っている。
そんな生のありがたみに、気づく機会もなかなかない。


そして、一見幸せに見える僕らの生活も、何も変わらない安定を前提としている分、つまらないのかもしれない。
それはそれで考え物だ。
ちょっと不謹慎かもしれないが、安定という状態も、それはそれで刺激のないつまらないものなのかもしれないと思ってしまった。
戦後の日本人がちょっとだけうらやましくなってしまった。