2011年3月18日金曜日

カンニング事件総括

京都大入試で、ネット上に答えを書くカンニング行為が行われた。
早稲田や、同志社でも同様の事件が行われている。
事件を起こした青年は、威力業務妨害で逮捕された。



この事件で思うこと。
まず、ネット社会になって、携帯電話やネット携帯端末を持ち込める可能性が広がった現代において、対策をしていない大学が時代遅れであること。



そして、ここまでして大学に受かろうとした青年を形作った教育が悪かったということ。
親が悪い。
実力で乳歯に通らなければ意味がない。
そして、大学に受かることが必ずしも安泰な人生ではなくなったということを、親が知るべきである。



社会に入れば、大卒も、高卒も大して変わりはない。
要するに、ある集団のなかにおいて、実力が発揮できるかは大学卒業とは全く関係が無い。



前代未聞の恥ずかしいカンニング事件に、この青年を追い込んだのは、何を隠そう親なのである。
無理をしないで、別の道を探ることもできたはずだ。
親が亡くなっているから、学費のことを考えて、京都大学を選んだのだろう。
そこまでして悩んで、威力業務妨害なんかになってはどうしようもない。
もっと親は、この青年の考えと気持ちを組みとってやるべきだったのだ。



大学に受かることがそんなに大切なことだろうか。
社会において、何をやるかのほうが大切ではないだろうか。
そんなに大学名が必要な社会ではなくなってきた。
親は、もっと世間の流れの変化を読み取るべきである。