いろんな本を読んでいるうちにふと出会った大人物。
小室直樹という人である。
小室 直樹(こむろ なおき、1932年9月9日 - 2010年9月4日[1])は、日本の評論家、社会科学者、社会学者、政治学者、経済学者、政治社会学者、政治経済学者、法学者、法社会学者。
東京大学法学博士(1974年取得[2])。東京工業大学世界文明センター特任教授。現代政治研究所(東京都千代田区)所長。(Wikipesiaより引用)
とにかく何でも知っている。
政治、経済、数学、社会学、法学。
一人の人間でこれだけ博学な人をそう見たことはない。
相当に頭がいいのだろう。
彼の著作を何冊か読んだが、『数学嫌いな人のための数学 数学原論』は面白かった。
数学が意味わからずに、嫌いになった人におすすめです。
難しい計算式みたいなものはほとんど出てこないし、わからなかったら飛ばせばいい。
もう、数学が一体何なのかの基本が分かりやすく解説されています。
この人のことを色々調べているけど、大体分かったのは次のこと。
あまりに真実を分かりすぎて、しかもそれをはっきりと分かりやすく言ってしまうので、社会から受け入れられなかったのではないかということ。
誰かにとって都合が悪いことをバンバン言ってしまうので、干されたのだと思います。
でも、彼の著作は現代に生きる人に相当の知識と真実を教えてくれる。
それを活かせなかった日本に、今の衰退の原因があると言っても言い過ぎではないくらい。
おそらく小室直樹再評価の時期が、いずれ来るだろうと思います。
その時に、日本が手遅れになっていなければいいなあと願うばかりです。