2011年3月11日金曜日

憲法を変えるということ

今日は憲法改正について考えてみたいと思います。



日本の憲法を改正することが、少し前に政治のテーマになりました。
安倍首相の時だったでしょうか。
その時はいつの間にやら改正の話は立ち消えになってしまった。
改正するのに、国会議員の3分の2の賛成と、国民の過半数の賛成が必要であるという条件も、改正を難しくしている事実でしょう。



とにかく、この憲法改正の手続きに対する条件が厳しすぎる。
おそらく、簡単には変えられないように作られたからだと思います。
そして、それが戦後60年以上も続いてしまった。
アメリカも、まだあの憲法を使っているのかとびっくりしたという話も聞きます。



憲法は単なる文章です。
本来なら簡単に変えることができるはず。
何だかもったいない気がします。



憲法改正の際にいつも争点になるのが、9条の問題です。
これを守ろうとする人と、日本独自で国を守ろうとする人の間に妥協点が見つからない。



僕は昔は9条を素晴らしいものだと思っていました。
理想を掲げた文章であると、誇りのようなものを持っていました。
でも今は、国家のことを少しだけ勉強して、やはり時代に合わせて変えたほうがいいのではないかと思うようになりました。



僕はどちらかに肩入れはしたくはない。
どちらが正しいかも分からない。
でも、9条を守りたい人に言いたいのは、やはりどんな分野でも時代に合わせて変えていくことが大切だということです。
守りたいから変える必要があるということです。
伝統や歴史を大切にすることと、いつまでたっても変わらないということは別であるような気がします。
だから、とにかく両方が話し合って妥協点を見つけるための舞台を作らなければならない。
反対ばかりして、舞台に上がらないのはちょっと卑怯であるような気がします。



まずは憲法改正の条件を変えることから始める。
そして、舞台をしっかり作って議論を深める。
争うことが目的ではないということ。
それが、社会の活性化につながります。



みなさんは憲法改正についてどう思われるでしょうか。