2011年4月4日月曜日

自由報道協会(仮)

みなさんは自由報道協会(仮)という団体が最近設立されたのをご存知でしょうか。


自由報道協会(仮)HP

自由報道協会(仮)について
私たち「フリーランス・雑誌・ネットメディア有志の会」は、今後、あらゆる人たちの記者会見を主催する新たな団体「自由報道協会」の設立を目指し、設立準備会を立ち上げる事にいたしました。
(自由報道協会(仮)HPより引用)



今までは政府の記者会見や、公式の記者会見には、記者クラブメディアしか入れなかった。
大手新聞社、テレビ局などの限られたメンバーしか取材できなかったのです。



記者クラブ(きしゃクラブ)は、公的機関業界団体などの各組織を継続取材している、おもに大手メディアが構成している任意組織である。英語では「kisha club」ないしは「kisha kurabu」と表記される。 社団法人である日本記者クラブや、日本外国特派員協会などの、大手メディア以外の記者・ジャーナリストも加盟できる「プレスクラブ」とは全く性格を異にするほぼ日本独特のシステムであり、フリーの記者などに対し排他的であるとして近年、多くの批判を浴びている。(Wikipesiaより引用)



現代では、どこにも属さないフリーの記者やジャーナリストがインターネットの発達にも伴って、増えてきました。
そういった人たちは、政府発表などの情報にありつくことが難しかった。
記者会見の会場に、そもそも入れないという状況が続いてきたのです。



日本独特の慣習であり、海外からは日本のメディアはメディアとして認められていないという話も聞きます。
権力の監視を行うのがメディアの役割であるからです。



新聞や、テレビがあるんだから問題はないじゃないかと思われるかもしれません。
しかし、記者クラブを通した情報が、本当かどうかは分からない。
政府と記者クラブとの間で、約束が取り交わされる場合がある。
政府の思い通りに報道しなかったメディアは、記者クラブから出て行けという、無言の圧力のもとで報道をしなければいけない。
そんなことで、権力の監視ができるわけがありません。
いつの間にやら日本の報道が、情報を囲い込んで、単に垂れ流すだけの役割になってきたのだと思います。



そんな中で、自由報道協会(仮)が設立されました。
おそらく海外では当たり前に存在する、誰しもに開かれた記者会見場でしょう。
この団体の設立によって、もっと情報がオープンになっていくことを期待しています。



今までこういった場がなかったことが驚きです。
社会の多様化、国際化が進む中で、情報の数は出来るだけ多い方がいいのです。
誰が正しくて、誰が間違っているといった問題ではなく、情報の数を増やすこと。
度の情報を選んでいくかは、一人ひとりの自由なのです。



これからの、「自由報道協会(仮)」の可能性に期待しています。