2011年9月16日金曜日

確証はない

現代ビジネスの記事より。


「東電OL殺人事件」が、ちょっと前から非常に気になっている。
謎の多い事件だ。
僕はこういった謎の多い事件が好きだ。
その裏に隠されているものを知りたくて仕方がなくなってくる。


以下はWikipediaより引用。
東電OL殺人事件(とうでんオーエルさつじんじけん)は1997年平成9年)3月東京電力の従業員だった女性が東京都渋谷区円山町にあるアパートで殺害された事件である。
被害者女性が東京電力従業員であったことから、この名が付けられた。一部では「東電女性社員殺害事件」とも言われる。


東京電力のエリートOLだった被害者女性。
彼女は、夜になると街に繰り出し手当り次第に男に声をかけ、娼婦のような活動を行なっていたことが明らかになった。
その事件の特異性が当時話題になったようだ。


おそらく彼女は極度のストレス状態にあったのだろうと思う。
その解消手段として、見ず知らずの男と関係を持つ。


最近この事件の容疑者であるネパール人男性の、14年ぶりの再審が決まったようだ。


おそらく、当時このネパール人男性が犯人である確証はなかったはずだ。
裁判では以下の状況証拠をどう判断するかが争点となった。
  • 殺害現場に残された使用済みコンドームに付着した被告人の精液と体毛。
  • 被告人は被害者と面識はないと公判開始数ヶ月間は主張していたが、その後で数回性交するほどの間柄であったことが判明して、嘘が発覚したこと。
  • 事件直前に現場近くで被害者とともに目撃された男性が被告人か否か。
  • 現場アパートの鍵を被告人が所持していたが、事件2日前に管理人に返すために同室の人間に鍵を渡し、鍵を所持していなかったとする被告人の供述の信用性。
  • 交遊関係を詳細にしるし、事件直前に会ったのが被告人であるとする被害者の手帳の信用性。
  • 事件前に7万円しか所持していなかった被告人が、事件後に10万円を知人に渡した金の工面。
  • 被告人が働いていた海浜幕張駅近くの料理店で午後10時閉店まで働いた場合、殺害時刻とされる午後11時30分前後まで渋谷駅付近の現場に辿り着けるか。
  • 被害者の定期券が、被告人の土地勘のない豊島区の民家で発見されたこと。

被害者の体内から検出された精液のDNA鑑定結果が、ネパール人男性と違ったことが明らかになったという。
事件直前に被害者と接触していた人物が、ネパール人男性の他にいる可能性がある。
そこをつぶしていないのに、状況証拠だけで犯人だと決めつけてしまうことに疑問が残る。


そう考えると、DNA鑑定結果がでても、それが仕組まれたものだったとしたらとか考えると、余計に事実がわからなくなってくる。
事件当日にネパール人男性が、被害者と話していた様子が目撃されているらしいが、それさえ本当かどうかわからない。
改めて捜査の難しさを考えさせられる。


僕は個人的に、被害者の定期券が被告人の土地勘のない池袋の民家で見つかったという点に妙な違和感を感じている。


もうそれは、被告のネパール人がそこまで捨てに行くわけないし、別の誰かが絡んでいるということの絶対的な確証だ。
人を殺したあとに、わざわざ証拠品を電車に乗って捨てに行く奴がいるだろうか。
そこらへんのコンビニのゴミ箱に捨てたほうがまだリスクが少ないような気がする。


ネパール人は、はめられたのだろう。
だとしたら、真犯人は誰か。


この先は恐ろしくて書けない。
もう少し調査を進めてみます。


まあ、誰が犯人かわからないってのはいいんだけど、別人を犯人に仕立て上げて一件落着に持って行くのは、もういい加減やめたほうがいい気がします。
そっちの方が国民の理解を得られなくなってきます。