2011年9月14日水曜日

球道即人道

現代ビジネスの記事より。
東京ヤクルト 宮本慎也 "究極の脇役”のキーワードは「余力を残す」


僕は野球ではヤクルトファン。
地味な選手の集まりで、頭を使って優勝まで持って行くスタイルが好きなのです。
まあ、東京に住んでいながら一度も神宮球場には行ったことがない。
今年のヤクルトは調子がいいみたいだけど、それさえも浮かれずに黙って見ている。




以下は宮本選手の言葉。
「守備に魅力を感じます。打者がヒットを打つ確率は30%程度です。でも守備では、100%の成功率が要求されます。相手打者や試合の状況によって、守備隊形や位置も変えなければならない。その駆け引きや、求められる質の高さに、僕は大きな魅力を感じるんです」


僕も実際に野球をやると、守備に魅力を感じます。
どうやって相手にいい動きをさせないかということは、守備でありながら、攻撃でもあるのだと思う。


記事には彼のこれまでの野球道が綴られています。
体が細く、プロでやっていけるか不安だったこと。
恩師、野村監督のとの出会い。
プロとして、脇役に徹して自らの役割を果たしていくことを見つけたこと。


そんな守備の男、宮本選手の打撃が今シーズン調子がいいみたいです。
記事にも書かれているが、そのポイントは意外にも余力を残すことだそう。
若い時のようにがむしゃらにはできなくなったかもしれないが、余力を残すようにすることで、また見えてきたものもあったのかもしれない。


宮本選手は、若い世代の個人主義を危惧している。
人のため、組織のために働くことの大切さを教えてくれる。
こんな上司がいたら最高だろうなあと思いました。