2010年5月21日金曜日

ネオダーウィニズム

ダーウィンの進化論という考え方があります。

全部知っているわけではないですが、

「強いものが勝って、強いものが残っていく」

という弱肉強食のような考え方であると認識しています。

 

もう、弱い奴はどうしようもないのかとあきらめていました。

 

しかし、最近になってネオダーウィニズムという新たな考え方を知りました。

「強いものが生き残るのではなく、環境変化に対応できたものだけが生き残るのだ」

というもの。

 

この考え方には非常に納得がいきます。

 

世の中様々な要因が絡まって成立していますから、ただ強いものが生き残っていけるわけではない。

環境に適応できるものは、肉体的、能力的に秀でているものであるとはいえない。

だから世の中には多様性が担保されている必要があります。

 

海から陸への生物の進化の過程。

海の中にいた生物が自ら陸に上がったのではなく、周りの環境が変わった、水が干上がったり、塩分濃度が変わったから上がらざるを得なかった。

 

自分の意思とは無関係に、環境に自分を無理やり合わせていくことも大切だということです。

 

生きていくことは、新しくしていくこと。

それが自分にとって一体何なのか。

価値観が多様化していく中で、生き残っていくためには、とにかく可能性を信じて、ぶつかっていく。

そして、誰が生き残るかは分からないという、この世界はとても面白いと思います。