2010年7月9日金曜日

バクチ

世間では野球賭博(とばく)が問題になっている。大相撲の存続が危ぶまれている。

 

賭博なんかみんなやっている。大したことはない。それなら競馬やパチンコはどうなるのかという話になってくる。

 

僕がこの問題で危険だと思ったのは、ヤクザが絡んでいれば何でも悪だと決めつけてしまう一般感情である。

 

暴力団は悪いことをするから。いやいや、国や政治家だって悪い事します。そして、あなたの信頼している人も悪い事するかもしれない。

 

国が決めているから仕方ない。暴力団=悪だという単純なレッテルを貼ることが、僕にはどうも腑に落ちない。

 

大切なことは、誰がやっているかを見ることではなく、やった事柄をしっかり判断することなのではないか。

 

 

世の中色々怖いものがある。お化けに、地震に、母親に。数え上げたらきりがない。

 

その中でも一番恐ろしいのは、一度レッテルを貼ってしまったら、そうだと信じて疑わない人間一人一人の心なのではないかと思う。