2010年9月3日金曜日

学校の勉強

今振り返っていると、学校の勉強ってなんだったんだろうかと思う。

「今から、歴史の授業を始めます。それでは教科書の14ページを開いてください」

当時は当たり前のように、指示にしたがって教科書を開いていた。

しかし、肝心の、「なぜ歴史を学ばなければいけないのか」という説明もなしに始めるから、単なる単語の暗記ばかりを繰り返していたように思う。

「歴史を学ぶことによって、現在に生きる我々のヒントになるかもしれん。それでは14ページいってみよう」

みたいな説明があったら、どれだけ楽しかったことか。

「ヴィルヘルム2世が当時行ったのは~」

事柄ばかりの説明に、途中からわけが分からなくなっていった。

現在の教育に欠けているのは、まず大まかな流れを、大人が語ること。

学ぶことの意味を語ることなのではないだろうか。