2010年12月17日金曜日

ちょっと気持ち悪い話だが、僕の家には鏡がない。
風呂場に小さいのが一つあるのみである。


自分の顔を見る機会がほとんどない。
鼻毛も伸びていると指摘されるにまかせている。
変な所からひげが生えていることにも気づかない。
我ながらとんでもない奴だ。


自分のことなんかどうでもいいと思っていた。
自信があるからやれるのか、それとも社会と関わろうとする意識が低いのか。


おそらく、自分を愛する気持ちが低いのだろう。
締めつけの強い家庭環境だと、自分を愛せない子どもが育つ。
僕はそれに加えてひどい人見知りだったため、社会の中で愛を勝ち取っていくという行為も遅れてしまった。


ではどうすればいいか。
自分でやるしかないのである。


風呂場の小さな鏡を使って、自分に語りかける。
「君を愛している。君はすごい。君は何でもできる」


これが思っていたよりも効果がある。
何と言うか、自分がしっかりと固まる感じがするのである。


自分を愛する気持ちが低い人は是非やってみてください。
鏡とは面白いものです。