2011年5月11日水曜日

前に進む復興

BLOGOSの記事より。
今だからこそ世界最先端に生まれ変わろう 日本復興計画その1
 

金子勝氏の復興策は、できるかできないかは別として、とても落ち着いたものであると思いました。
具体的な提案も、数多く出ています。


こういった客観的で冷静な意見が、現状には欠けている気がします。
感情に訴えかける異見だったり、主観的で、自分のことしか考えていない範疇の考えを述べる人が現段階では多すぎる。


最後のほうに出てくる金子氏の考え方に非常に共感を覚えました。


必要なのは、元に戻る復旧ではなく前に進む復興なのです

復旧、復興という言葉には、元に戻す、以前の状態に戻すというイメージが伴います。
過去の状態に戻ろうとする、マイナスなイメージ、現状維持のイメージをどうしても持ってしまう。
しかし、そうではない、前に進む復興もありえるのではないかと僕も思います。


現代人のライフスタイルには、色々な反省点、改善点があることが見えました。
私たちの暮らしの中には、便利だけれど、危険なものがたくさんあることに気づかされました。
自然の力の前には、人間はあまりにも無力であることを思い知らされました。
生きるということはどういうことなのかを、改めて考え直す必要にも迫られました。


一から立て直していくしかないものもあるでしょう。
全てを失ってしまった人もいるでしょう。
でも止まってはいけない。
失われた時間は取り戻せないが、その時間から、我々は必ず何かしらの気づきや改善のためのアイデアを掴み取らなければならない。


リーダーが頼りない、長期的な目標を感じられないというならば、一人ひとりがリーダーになってやっていくしかないという絶好の機会であるようにも思えます。


世界最先端。
決して数値には現れない、世界最先端をいかに目指せるか。